成長ホルモン 注射 効果

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低身長で悩む人たちにとっての夢の治療薬

 

このカテゴリでは成長ホルモン製剤がどのような目的で開発され、治療に用いられたかについて記していきます。

 

実際に何十万人もの人を低身長という悩みから救い上げた成長ホルモンの発見と実用化、これは医学史において画期的な出来事だったのです。

 

 

昔、といってもほんの100年ばかり前の世界では、生まれつき、身体的問題を持っている人たちが見世物にされていました。

 

見世物小屋、などと呼ばれたその出し物は祭りから祭りを渡り歩きました。

 

先天的に持っている発育異常の人を集めて、折の中に入れたり台の上に乗せたりしてさらし者にするのです。

 

遺伝子変異などの問題で生まれつき持つ特異的な姿を、あたかも魔術や呪いにかけられた人であるかのように紹介して金を稼ぐという商売です。

 

 

有名なものでは「エレファントマン」という映画がありますね。

 

同様に、そこには「小人」や「巨人」というくくりで紹介される人たちもいました。

 

生まれつき、成長ホルモンの分泌が悪かったり、多すぎたりすることにより、身長が伸びなかったり伸びすぎたり。

 

ただ身長が人と違うというだけで人権を蹂躙され、見せ者扱いされる世の中でした。

 

 

その後、人類の文化的レベルが上がってきて、そういう人権に対する意識が上がってきて、差別はだいぶん減ってきましたが、それでも、低身長の人は生活していく上で不利にならざるを得ないのが世の中というものです。

 

効率と、最大公約数的な便利さと安全性が優先される世の中において、大人向けの様々な道具は平均身長±2SDの人達に便利なように作られていて、それを大きく外れている人たちにとっては不便極まりない世の中なのです。

 

 

その低身長で不便な暮らしを余儀なくされていた人達を平均的な身長の範疇にまで、薬で身長を伸ばすことができるようになったのです。

 

これは先天的に成長ホルモン分泌の低い人達の生活の質(QOL)を大きく変える治療だったのです。

 

 

もちろん、個人の自由は尊重されるべきであり、低身長の人が成長ホルモン投与を受けないで低い身長のままでいるという選択肢もあり得ます。

 

低身長は自分の個性として大事にしたい、そう思う人の意志を邪魔するものではありません。

 

でも、低身長で不便を余儀なくされ、悩んでいた人たちにとっては夢の薬となったことは間違いありません。

 

 

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