成長ホルモン 注射 痛み

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同じ場所に成長ホルモンを打ち続けるとどうなるのか

 

成長ホルモン分泌不全の子供たちでは定期的に成長ホルモン製剤を打ち続ける必要があります。

 

この場合、低学年の子供では両親が、小学校高学年からは子どもみずからが自己注射を続けることになります。

 

このときに問題となるのが注射の痛みと、その局所で引き起こされる副作用です。

 

 

日本は注射針の作製技術が世界で最も優れているので、子供が自分で打ってもほとんど痛くないと想定されているサイズの注射針が使えるようになり、注射そのものの痛みはかなり軽減されてきました。

 

これはインスリン注射の必要がある1型糖尿病の児童においても同じ状況です。

 

 

それでもまれに、副作用がみられることもあります。

 

注射した場所の皮膚が赤くなって炎症を起こし、かゆくなったり、色素沈着が起こることもまれにあります。

 

これは注射液、注射針、消毒薬などのなんらかの素材に対してアレルギー反応を起こしていたり、あるいは細菌感染が起こった時に発生します。

 

 

赤くなって痒みを覚える症状が2回以上続けて発生したら、すぐに主治医に相談してください、アレルギーである可能性が高いです。

 

もしもそのまま我慢して打ち続けるとアナフィラキシーショックを引き起こして命に関わる事態になる可能性があります。

 

 

 

また、同じ場所に打ち続けていると、注射部位がへこんできたり、膨らんできたりすることがあります。

 

これは皮下の脂肪萎縮や脂肪肥大が原因で、注射局所の線維芽細胞や脂肪細胞そのものの反応に加えて、白血球系の細胞が成長ホルモンの影響を受けて様々な炎症性サイトカインを出すこともひとつの誘因であると考えられています。

 

メカニズムは正確にはわかっていませんが、成長ホルモンの作用がマクロファージという細胞に強く働き掛けるとアレルギー寄りに、働きかけが弱いと慢性炎症よりの免疫状態になることが報告されています。

 

 

ほどほどに働きかければ問題ないのですが、マクロファージそのものが成長ホルモン以外の要因で成長ホルモン受容体を強く発現したり弱く発現したり、あるいはすでに免疫反応がどちらかに偏っていたりするので、けっけ的に好ましくない事態に陥ることがあるのです。

 

 

これを避けるためには、同じ場所ばかりに注射するのでなく、毎回注射する場所を変えることで、局所の細胞への刺激を繰り返さないようにすることが重要です。

 

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